ドイツ記
私が住んでいた街は、ミュンヘンから少し離れた “フライジング”という小さな街です。
丘の上にはシンボルの塔が二つ。 街のいたるところに、クマがいて、たくさんのバラが植えてあります。
なんでくま?
昔むかし、旅をしていた宣教師がおりました。その宣教師は、クマとハリネズミを連れて旅をしていました。
旅の途中、病気になってしまった宣教師、この、フライジングの地で息絶えました。 それから、この街のシンボルはクマになりました。
なぜ、ハリネズミではないの?
それは、しりません。
バラは?
バラ好きなおじいさんがいるからです。今も現存。
そのおじいさんは、バラが大好きなので、街のいろんな場所にバラを植えていっているのです。
何十年も植え続けていると、街中ばらでいっぱいになりました。
いい話でしょ。
そうそう、フライジングには酵母の研究をしているビール工場もあります。そこはドイツで一番古いビール工場です。
もちろん、そこにはビアガーデンがあり、いつもにぎわっています。